日本語を歌う(1)増田明美さんの声

朝ドラ「ひよっこ」にはまってます。私が生まれた昭和39年ごろに物語が始まることもあって、調度品や小物(花柄)洋服(ストライプ)食器(ガラス)などツボがありすぎ。

そして少なめに入るナレーションが好きです。増田明美さんの語り口がいいんです。マラソン試合の実況放送でも定評のある増田明美さん。実況の際は何を心がけますか?とインタビューされていたときに、

「試合の後ビデオを観る選手の励みになれれば」

と言っていました。ご自身が現役の頃、試合の “後に” 傷つくことが多かったからだそうです。今回のドラマは集団就職で東京に働きに出た子たちの話なので、ナレーションも応援モード。温かい。

増田さんは常に高めの「裏声」の位置でしゃべっています。丸く、角がない。でもだから温かい、とは限らない。裏声でも冷たく感じることはある。増田さんの場合、声の持つ目線が温かいのです。加えていつも機嫌がいい感じ。

不機嫌な雰囲気が魅力な人もいます。でも彼女の声は、たとえ怒ってもとんがらない気がする。きっと小学校高学年から、あの話し方と声は変わってないんじゃないか・・・。などとドラマの展開そっちのけで考えていたりします。

演奏する上での「共感」ということ。その難しさが、身にしみるこの頃、毎朝8時から増田明美さんのナレーションが気になります。