CD

風ぐるま2

《鳥のカタコト 島のコトカタ》

《時代を越えて音楽の輪を回す》トリオ2作目となるCD

詩人・時里二郎の独自の世界を高橋悠治が音楽にする

モノオペラ 「納戸の夢 あるいは夢のもつれ」と

未完のバラッド「鳥のカタコト 島のコトカタ」を収録

 

波多野睦美=声 栃尾克樹=バリトンサックス 高橋悠治=作曲・ピアノ

 

PAU-8002 / 2,593円(税抜き)

取扱:ダウランドアンドカンパニイ http://www.dowland.jp


 

風ぐるま

 

異色のトリオ「風ぐるま」の1stアルバム。バロックと高橋悠治の新作を収録。

 

波多野睦美=声 栃尾克樹=バリトンサックス 高橋悠治=作曲・ピアノ

 

PAU-8001 
2593円(税抜き)

取扱:ダウランドアンドカンパニイ http://www.dowland.jp

Concert

風ぐるまコンサート

「まつおかさんの家」

CD発売記念コンサート

 

6月5日(火)19時開演
東京オペラシティ リサイタルホール

新作初演「まつおかさんの家」詩:辻征夫 曲:高橋悠治

「こんじじじのきたくれば」元永定正の絵本「ちんろろきしし」より

 

「ピアノソナタ 変ロ短調」 チマローザ

「美しさが哀しみを纏うと」 ヘンデル

「鳥のカタコト 島のコトカタ」高橋悠治

Review

一個人 7月号 2018年6月9日発売

音を楽しむための 今月の3枚 聴く 選者:小沼純一

『風ぐるま2』は、波多野睦美の声、栃尾克樹のバリトン・サックス、高橋悠治の作曲とピアノ、そして時里二郎のテクストで織りなされているアルバム。ひとつは《納戸の夢 あるいは 夢のもつれ》、もうひとつは《鳥のカタコト 島のコトカタ》。声はうたと語りのあいだを行き来し、楽器たちは点から線、線から点へと刻々に音のかたちを変え、ことばは意味やイメージをすっと落としたり、はぐらかしたり、聴いている者を立ちどまらせつつ、さっさと先にいってしまったり。マーケティング上では「現代詩」と結びついた「現代音楽」なのかもしれないが、そんなことより、ことばと音、音と音楽、音・音楽とイメージのゆらぎや乖離が明滅するさまざまを体感する場、メディアとして聴きたい。こういううたもあるんだ、ありうるんだ — それも、シルビアやビートニクスとともにとらえてみると、うたの広さ、奥深さに、ふっとため息をつく。

intoxicate #134 2018年6月20日発行

高橋悠治、波多野睦美、栃尾克樹の顔合わせで2012年に結成され“風ぐるま”の2枚めのアルバムです。時里二郎の詩、高橋さんの作曲による作品集。《納戸の夢 あるいは 夢のもつれ》は、歌唱の部分と語る部分が、凝縮されたピアノとバリトンサックスの音と共に浮遊するように行き来し、その中に夢か現かの幻想的な詩の情景が広がる独特の魅力の作品。《鳥のカタコト 島のコトカタ》も語りと楽器が絶妙に絡み合い、それは高橋さんご自身の“揺らめく声と、楽器の線が交錯する、薄い織物”という表現がぴったり。波多野さんの日本語の美しさが際立ち、お三人の息のあった自在の表現が聴きどころです。(タワーレコード本社 古川陽子)

ぶらあぼ 2018年6月号

声と言葉を操る波多野睦美の表現が深く美しい。詩人・時里が台本を書き下ろした「納戸の夢〜」の創作にあたって、波多野は高橋に「レチタティーヴォ(しゃべり)とアリア(歌)の間で、声が行き来するような曲を」と依頼したという。波多野は上演形態から「モノオペラ」と称しているが、高橋と時里は、おそらくは音と言葉の関係をオペラに対置して、「反オペラ」と呼んでいる。言葉はそれ自身の音、そして楽器の音とも自由に戯れる。その語りと歌のたゆたいをさらにつきつめたのが「鳥のカタコト〜」で、こちらは継続中の「名井島」シリーズからの6つの詩による。(宮本明)

「CDジャーナル」2018年7月号

まもなく傘寿を迎える高齢に達してもなお、旺盛な創作意欲は衰えない高橋悠治。モノオペラとバラッドを収録。高橋作品に欠かせない波多野睦美の声、そして栃尾克樹のバリトンサックスも人の声のごとく響く。夜、ひとり酒を飲みながら、こんな音楽に耳を傾けて瞑想するのも悪くない。(月星拓人)

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