CD「月の沙漠」

前回のブログ更新はなんと5月ではないですか。
あれから何をやっていたのでしょう?
7月に「アンサンブル・サモスココス」の初コンサートをやり、
8月にニューヨークでブロードウェイ鑑賞三昧、
9月に新しいCD「月の沙漠〜日本のうた」をリリースしました。
ソネット・レーベルからの第3弾。

エイベックス・クラシックスから「美しい日本の歌」を出したのは、ずいぶん前のことだ。
ピアノを野平一郎さんに弾いていただいて、
 落葉松  霧と話した  さくら横ちょう
などの有名曲から、清瀬保二のしぶーい曲まで録音した。
祖母からのリクエストは「浜辺の歌」だったな。

2012年の「朝のコンサート」にバロックハープの西山まりえさんを招いて演奏した。
バロック音楽の合間に、数曲日本の歌、というプログラム。
古いハープのもつ、どこか「足りない」響きが
特に大正時代の日本の歌と呼び合う感じがしたのだ。
誤解を恐れず言うなら、古いハープの洗練されきっていない、ある種のバランスの悪さが好ましかった。
そして、開放弦が放つ独特の、のどかさ。
指盤のある弦楽器の持つ色っぽさももちろん好きだが、
木の枠に糸を張って音を出すという最もプリミティヴな構造、ここに惹かれる。

日本語を歌うのにひどく抵抗を感じていた時もあった、と思い出す。
これだけは絶対に出来ない、と避けてきたことをこの数年いろいろやっているが、
日本語での朗読もそのひとつ。
今年は、ほとんど歌わずもっぱら朗読、というステージが4種類もありました。
オーケストラ・アフィアとの、メンデルスゾーン「夏の夜の夢」
西山まりえさんとの「メアリ・スチュアート」
青柳いづみこさんとの、ドビュッシー「おもちゃ箱」
とどめに、今年最後のコンサートは鈴木優人さん+BCJと「クリスマス物語」。

再来年にはギターとの朗読の共演もありますが、それはまた先の楽しみとして!